2019-04-19 Quantification of Self-Renewal Capacity in Single Hematopoietic Stem Cells from Normal and Lnk-Deficient Mice 文献 Article Quantification of Self-Renewal Capacity in Single Hematopoietic Stem Cells from Normal and Lnk-Deficient Mice Author links open overlay panelHideoEma13KazuhiroSudo13JunSeita1AzusaMatsubara1YoheiMorita1MitsujiroOsawa1KiyoshiTakatsu2SatoshiTakaki2HiromitsuNakauchi1 造血幹細胞(HSC)のホールマークになっているにも関わらず、HSCの自己複製能はこれまで質的な分析が行われたことがなかった。HSCの機能をクローン性に、また質的に評価することで、成体マウスHSCの多系統再増殖能の幅が不均一であることと、より高い再増殖能がより高い自己複製能を反映していることの実証を可能にした。高い再増殖能を持つHSCは約1000このHSCを再生することができたが、一方で再生されたHSCの平均的な再増殖活性は有意な減少が見られ、これはHSCの広範囲ではあるが限られた自己複製能を示している。ワイルドタイプマウスとシングルアダプター分子Lnkが欠損している変異マウスとの比較から、Lnk機能が欠損するとHSC数だけでなく自己複製能も大きく上昇するHSCが存在することが分かった。LnkはHSC自己複製シグナルに対するネガティブにコントロールすることでHSC数を制限すると思われる。